そんなふうに思ってくれてるんだね、ありがとう。
出来るなら、陽だまりの中でお茶飲んでお菓子を食べて。そんなふうに年老いてから、一緒に逝けたらいいと思います。
お互いそう思ってるなら、わがままじゃなく、共通の目標みたいなものですね。
「では年老いるまで時間はかかりますが、共通の目標に向かって一緒に過ごして行きましょう。
あの子を初めて家に連れ帰り、簡単だけどお供え物もしました。喜んでいてくれたら嬉しいね」
私は、結婚してすぐに旦那さんにお願いをした。
私より先に死なないで、お願い、と。
そのとき旦那さんは絶対に「うん」とは言わなかった、その意味が、昨日のメールでようやくわかった。
私は、私が自分で作ったこの家族の誰もを、自分より先に見送るつもりがない。見送りたくない。
今回、自分の産んだ子を、自分で見送った。
だから、旦那さんが、まめちゃんが、私より先に…と考えるだけで、怖くて仕方ない。
火葬をして気持ちに区切りがついたその晩、つぶちゃんのことだけでなくいろんなことを考えて、怖くて怖くて仕方がなく、泣いて眠れなかった。
まめちゃんにはこれからたくさんの可能性が広がっている。
長い長い、人生を歩んでいく。
いつか来るこの子のひとり立ちをより良いものにしてあげたい。
だから私たちはその為に最大限の努力をする。
私はそれだけを考えて、先に見送るなんてこと、絶対に考えられない。
それはきっと、子を愛する親であるなら当然のこと。
いつか来る自分の終わりを旦那さんと話せたこと、しかも旦那さんと同じ気持ちで居られることを、とても有難いと思う。
まめちゃんを、そしてまたいつか出来るかも知れない子供を、ふたりで一緒に育て上げ、共に老い、逝くことが、私たち夫婦の目標です。
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