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何もないから、さようなら。


話題:ひとりごと

人は何故自殺するのだろう。

そんな話をとつとつと。

私が思うに、自殺をする理由とかって、あまり明確なものがないと思う。
疲れた、辛い、悲しい。ドラマとか本で見かける理由って、そんなもの。
でも現実は、っていうか実体験なんだけど。

私の場合は、何も無くなったから。
何も、亡くなったから。

最初は上に書いたような理由で、軽く死にたいなー。とか思ってた。
でも、だんだん心が壊れて、砕けて、最後になくなったとき。

なんか、それが当たり前みたいな。

死ぬのが当たり前みたいな。
最善の答えのような?うまく言えないけど。

別に世間を憎んじゃいない。
憎むのであれば自分。
たた、その自分すら自分の中で価値がなくなってしまって。

感情が0になって、思考が止まる。
当たり前に私が生まれたように、「あ、死ぬかー」みたいな感じで私は手首切った。

うーむ、うまく言えない。

自殺を実行するやつに、感情はない。
誰かを恨むとか、誰かの幸せを願うとか。

ただ眠りたいと思う、んだと、思う。
わたしは眠りたかった。

なにも無くなって、ゼロになって、空っぽの体が重くて。
なにかをリセットしようとしてた。
自分の中の罪なのか、なんなのかはわからないけど。

ただ、死にそびれて。
目を開けた時、死ぬ間際の身体よりよっぽど重かった。
心臓が脈打って頭に響く。その音は話しかけてくる看護師や医者や家族の声より、何より大きくて。

相変わらず体の中は空っぽのままで、心臓だけが入ってるんだと思ったよ。
体の重さが、心臓全部の重さだと思ってた。


でも、記憶もほとんどなくなっちゃったから、多分あの時私は一回死んだんだと思う。
たまに、今いる私は別人みたいね、って言われるから。




僕は透明人間、あなたを傷つけに来ました。


話題:おはようございます。

寒すぎて布団から出れない、鬱未です。
珍しくブログ更新が続いてますね(他人事)
そして拍手も増えてます。恐ろしや。ありがたや。

メンヘラビッチのブログなんで、そんな反応貰えるはずないと思ってましたが、そうでもないみないですね。

病んだときだけ浮上します。便りがないのは元気な証だと思ってください。

今日はメンヘラDAYですよー。
情緒不安定、おなか痛い。胸がざわめく。

胸のざわめきを薬で抑えられるなんて、なんて便利になったんでしょうか。
ちっぽけなこの錠剤が、こころに作用するなんて、まるで自分は病気みたいですよね。

久しぶりに病院へ行きました。先生のところへも。
消毒液のにおい。好きじゃないです。医者の冷めた視線も、事務的なやりとりも。

先生とはのんびりお話してきました。
社会復帰がなかなかできないこと。
価値観は変わらないこと。
パトロンと住んでいること。
会わない間に話すことが山盛りでした。

先生はCさんのことを「共に地獄に堕ちてくれそうかい?」と尋ねてきました。
私は静かに首を振りました。
彼は、静かに、それこそ深淵の淵を覗くように私を見つめています。その視線の意味を私は理解していますよ。
静かなその瞳には、確かな歪が存在していて、けれどそれは地獄というよりは彼岸の侘しさに似ています。
私の、この地獄のような虚無に似て非なるもの。共には逝けないでしょう。

先生、この間、ある人にひどく責め立てられました。
私の言葉はいつも人を傷つける。酷い奴、冷淡で人を想う心がない。と。
私は面白い人だなあ、と思いました。
心を壊した人間に、他人に分けやる心があるものか。粉々になった心を掻き集めて、それを大事に飲み込んで、やっとこの肉体が人として在れているのに。
人にわけるほどの、心なんて残ってすらいないのに。

その人は、さも善人という顔をして、私を酷く罵りました。

でも、じゃあ。
じゃあ、あなたはどうなんでしょうか。
あなたの言葉で傷つかない私はいたのでしょうか。
傷ついた私は人ですらないのでしょうか。誰にも認識すらされない、透明人間だったのでしょうか。

先生は、静かに椅子から立って、私の前に跪き、手を握りました。
君には、体温がある。心臓が脈打ち、血管を血が巡る。なにより、その粉々に砕けてしまった心はまだ、辛うじて生きている。そして僕が、君に生きて欲しいと願っている。
それだけで、君はちゃんと人間だと証明されると、僕は思っているよ。

先生の掌はとても温かくて、ごわごわでした。けど、その掌がなにより、私を捕まえて、この現実に引き止めているのだと、知りました。



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