幼かったアナタが
逢う度にオトナに近くなる
寂しさ隠して憂う横顔はあの頃のアナタには
持ち合わせていないモノ
おどけてみせた
あの日から
どの位時間が経った？

桜の木の下
舞い散る花びらを
遠い瞳で見つめては

時折
あたしに微笑んだ

そんな
アナタが
今は…

かけがえのない恋人
青い春
二度目の季節（とき)

全て
アナタが教えてくれた

初めてのkiss
こんなにも切ないモノだったっけ？

肌の温もり
こんなにもあたたかかったっけ？

忘れモノだらけの
今まで

アナタが
取り戻してくれた

人を愛する喜びも
この刹那さえも

愛を置き去りにしないで
今もこれからも
永遠に

青空に雲１つ
千切れていくその瞬間
鳥が横切った

羽ばたけば良い
思うがままに

アナタの名前を
呟きながら
１人じゃない優越を
この胸に抱きしめた

夜には
粉雪が舞い
狭いソファーで
温もりを分け合う

愛する事
その意味を教えてくれたのは
紛れもなく
アナタだから。